ボクシング・井上尚弥選手が26日に4団体王者統一戦に挑みました。
マーロン・タパレス選手(フィリピン)に10回KO勝ちで見事史上2人目の2階級で4団体統一に成功しました。
今回は統一戦や井上選手のこれまでについて、また対戦相手のマーロン・タパレス選手について紹介します。
4団体王者統一戦
今回の4団体王者統一戦はスーパーバンダム級で行われました。
今回の対戦相手となったマーロン・タパレス選手は31歳のフィリピン出身の選手でした。
タパレス選手は今年4月に2団体統一王者のアフマダリエフ選手に勝っています。
井上尚弥選手は2022年12月に4団体王者統一を達成しています。
そして今回は1階級上げたスーパーバンダム級での4団体王者統一戦に挑みました。
今回の統一戦は4回に井上選手がラッシュをかけタパレス選手からダウンを奪いました。
試合の中盤はタパレス選手がガードを固めながらもボディーなどを攻めていました。
その後はタパレス選手も粘っていましたがこれまでの井上選手の攻撃が溜まっていました。
10回1分2秒にダウンを取られKO決着となりました。
試合後の会見では顔に多くの傷があるタパレス選手と傷がない井上選手の姿が見られました。
パタレス選手は今回の井上選手について「スピードが速かった」と言っていました。
井上選手は試合後のインタビューでダメージは全くないと答えていました。
タパレス選手のディフェンス面がすごかったとしていて、パンチが当てられなかったと語っていました。
今回の王者統一戦は最後まで気が抜けない試合だったとタパレス戦を振り返りました。
井上尚弥選手の経歴
ボクシングのアマチュア選手だった父がいる井上尚弥選手は6歳からボクシングを始めました。
高校生になってからは史上初となるアマチュア7冠を取るなど高校時代から頭角を現していました。
プロボクサーとなりデビュー戦ではクリソン・オヤマオ選手を4回にKOし衝撃のデビューをしています。
そこから日本ライトフライ級王座、OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座、WB世界ライトフライ級王座を獲得しています。
その後、2階級上のスーパーフライ級に転向します。
スーパーフライ級に転向してからも当時WBOスーパーフライ級世界王者のオマール・ナルバエス選手に2回KOで勝利しています。
この勝利で2階級制覇を達成しました。
2018年にはWBA世界バンダム級の王者ジェイミー・マクドネム選手に挑戦しました。
この試合に1回TKOで勝ち3階級制覇を達成しました。
2022年にはドネア選手との2戦目が決まりました。
この試合は2回TKO勝で3団体統一に成功しています。
その後も井上選手は躍動し、今回の2階級4団体統一を達成しました。
マーロン・タパレス選手の紹介
マーロン・タパレス選手はフィリピン出身の選手です。
2016年にはWBO世界バンダム級王座決定戦でプンルアン・ソー・シンユー選手と対戦しています。
この試合に勝利しタイトルを獲得しています。
しかし2017年に体重超過で王座を剥奪されました。
この試合には11回TKOで勝ちを収めています。
その後スーパーバンダム級に転向しました。
2023年4月にWBA・IBF世界スーパーバンダム級タイトルマッチを行いました。
ムロジョン・アフマダリエフ選手に判定勝ちしています。
まとめ
今回は王者統一戦や井上尚弥選手のこれまで、マーロン・タパレス選手について紹介しました。
今回の試合で史上2人目の2階級4団体統一という偉業を達成した井上選手のすごさを改めて感じました。
次はどのような記録を作り出すのかとても楽しみです。
井上選手のこれからの活躍にも注目したいですね!
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